コマ割り初級編!魅せる構図のコツを解説!【初心者必見!!】

沢月高校、生徒会長の仁造なのだ!
今回は「コマ割り初級編」について解説していくぞ!
コマ割りは漫画のテンポや見やすさを決める、大事なテクニックなのだ!
そして今回は!ゲームに全振りしたあの男!松田くんの登場なのだ~!

松田くんについてはこちら!!

うるせぇな…
せっかく今回はコマ割りについて丁寧に解説してやろうと思ったのに、そんな紹介の仕方があるか

おぉっ!今日はやる気満々な松田くんなのだ!
我輩も色々教わっていくぞ~!

別に安倍のためじゃねぇけどな
俺は読みにくい漫画読むのが嫌なだけだ


コマ割り初級編目次!!

  1. コマ割りってなに?
  2. よくある失敗例
  3. コマの大きさや形には意味がある
  4. 読者の視線を自然に誘導しよう
  5. シーンによってコマ割りを変えてみよう
  6. CLIP STUDIOのコマ割り機能を使うと便利
  7. コマ割り初級編まとめ!!

1. コマ割りってなに?

まずは基本の確認なのだ!
そもそも「コマ割り」って一体なんなのだ?
我輩、セリフが入ればだいたい何とかなると思ってたのだが…!

それで今まで漫画描いてたのかよ…
コマ割りってのは、漫画の“設計図”みてぇなもんだ
テンポ、感情の強弱、視線の流れ…全部コマでコントロールできるぞ

設計図…!
つまり、話をどんな順番で、どんな勢いで読ませるかを決めるってことであるか?

そうだ
例えば、大きいコマを使えば“ここが見せ場だ”って読者に伝わるし、細かいコマを使えば、時間がゆっくり流れてるように見せることもできるぞ

おおー!
じゃあ…バトルシーンとかで「うおおおお!」ってなるコマは、でっかく使えばいいのだな!

そういうことだ
逆に小さいコマでテンポよく見せれば、ギャグや会話シーンも読みやすくなるぞ
大事なのは、読者に「どう読んでほしいか」って視点を持つことだな

漫画は「読ませる演出」が勝負ということなのだな!

描きたいこと描くだけじゃ、誰にも伝わらねぇからな
読者の目線をコントロールできて初めて、“読ませる漫画”になるってわけだ

2. よくある失敗例

さっきの話を聞いて、我輩もコマ割りの大切さがちょっとわかってきたのだ!
でも具体的に、どんなコマ割りがダメなのか気になるのだ…

それじゃあ、ありがちなダメなコマ割りを3つ見てみっか
これは漫画描いてるやつなら一度はやってんじゃねぇかってやつだ

お〜!
それは気になるのだ!

【失敗例①】すべてのコマが同じ大きさ

どのコマも同じ大きさ、同じ形…
こういう漫画は読んでてマジで退屈だ

…我輩、それよくやってるかもなのだ…

毎回四角いコマを均等に並べてると、単調に見えるし、強弱がつかねぇんだ
感情の盛り上がりも、アクションの勢いも伝わりにくくなるから気をつけろよ

【失敗例②】情報を詰め込みすぎている

次にありがちなのが、1コマに全部詰め込もうとしてるやつな

我輩も「ここで全部説明しとけばラク」って思ってたのだ…反省…

伝えたいことが多いのはわかるけどよ、そういうときはコマを分けろ
1つのコマに情報を詰め込みすぎると、読者が混乱すんだよ

【失敗例③】視線誘導がバラバラ

最後はこれだ、読者の視線を考えてねぇ配置
コマの順番が上下左右に飛びすぎて、どこから読めばいいか迷うやつな

あああ、それも我輩やってたのだ……
上から下にいったと思ったら左上に行く構成とか…

それ、読者は途中で読むのやめるやつだ
視線の流れは自然になるように組むのが基本中の基本だぜ

うぅぅ、我輩失敗だらけだったのだ…
けど!今日から心を入れ替えて改善していくのだ!

おう、気づけただけ成長だ
じゃあ次は、「コマの大きさや形でどう演出できるか」って話に進もうぜ

3. コマの大きさや形には意味がある

松田くん!
さっき「コマの大きさや形でどう演出できるか」って言ってたの、詳しく聞きたいのだ!

おう、コマのサイズや形は演出そのものだ
シーンの空気、キャラの感情、テンポ…全部コントロールできるぞ

コマだけでそこまで…!?
ますますコマ割りが重要に思えてきたのだ!

具体的に言うと、コマには3つの“役割”があると思え

目立たせたいシーンを大きくして強調する

たとえばキャラが叫ぶとか、技を出す瞬間だな
そういう見せ場は、大きいコマを使って強調するんだ

おぉ!感情のピークを大ゴマで演出するのだな!

ああ、読者の目を引きたいなら、枠をでかくしとけ
セリフ少なめにしてビジュアルで見せるのがコツだ

小さなコマで静けさを演出する

小さいコマを置くと静けさを演出できるぞ
特に、大ゴマの前のページで小さいコマを使うと効果的だ

おぉ…たしかに、読みながら「間」を感じるやつなのだ…!

“あえて描かない”ってのも演出のひとつだ
テンポを落としたいときは、こういうコマが効いてくるぞ

形を変えて動きを出す

キャラが走ってるシーンとか、アクションが連続する場面
そういうときは、細長いコマとか、斜めのコマを使って“動き”を演出するぞ

おおっ!シュババって感じのやつなのだ!

縦長なら“スピード感”、横長なら“ゆったりした空気”って感じだ
読者の“読むリズム”をコントロールできるんだ

すごい…コマ割りって、まるで音楽みたいなのだ!
盛り上げて、沈めて、また盛り上げるみたいな!

その発想、悪くねぇな
リズムを考えてコマを割れたら、お前の漫画は一段レベル上がるぞ

ふふふ…我輩、完全にコマ割りマスターへの道を歩み始めたのだ!

調子乗んな
次は「読者の視線の誘導」についてだ

松田くん冷たいのだ〜!

4. 読者の視線を自然に誘導しよう

松田くん!前に「視線誘導が大事」って言ってたけど、どうやって読者の視線を誘導するのか、具体的に教えてほしいのだ!

漫画は「右上から左下へ」読むのが基本ルールだ
でも、コマの配置次第じゃ、その流れを邪魔することがあるんだ

それって…読者が「どこから読めばいいかわからなくなる」やつなのだ!

そうだ、視線が迷うと読むリズムが崩れて、最悪途中で読むのやめられるだろ?
だから自然に視線が流れるように“設計”する必要があるんだ

視線誘導の基本

視線誘導は縦読みが「右上 → 右下 → 左上 → 左下」、横読みが「右 → 左 → 次の段」というのが基本だ

ふむふむ…我輩、たまに左から読ませちゃってたのだ…反省なのだ!

読者に“考えさせない”のが理想だ
「なんとなく目が動いて、その通りに読める」ってのがベストなコマ配置だな

キャラや背景の視線も活用する

あとは「キャラの視線や手の動き、背景の流れ」でも誘導できるぞ

えっ!背景で!?

たとえば、キャラが次のコマの方向を見てると、読者も自然とそっちに目がいくんだ
流れる雲、電線、柱の向きとかを“矢印”として使うのも手だぞ

セリフの位置にも注意

あと忘れちゃいけないのが“セリフの順番”だ
右側のキャラが先にしゃべるのが基本だぞ

我輩、左のキャラに先にしゃべらせてたこともあったのだ…
気をつけねば…

セリフの位置がズレると、意味もテンポも全部崩れるからな
コマ内の会話にも気を配ってくれ

我輩のコマ割り、今まで読者に「迷子体験」させてたのかもしれないのだ…

気づけたんなら上等だ
次は「シーンごとのコマ割りの使い分け」だ
日常もバトルも、同じ割り方じゃ通用しねぇぞ?

うぉぉ…場面によって割り方を変えるのだな…!
我輩、どんどん賢くなってる気がするのだ!

…自分で言うやつほど信用できねぇんだよな、そういうの

5. シーンによってコマ割りを変えてみよう

松田くん!我輩だいぶコマ割りわかってきた気がするのだ!
でも、どんな場面でも同じコマ割りでいいのか…?って思ったのだ!

んなわけねぇだろ
シーンによって“見せ方”が変わるんだから、当然コマの割り方も変える必要があるぞ

つまり、場面に合った“演出”を意識すれば良いのだな!

そうだ
具体的に3パターン、よくあるシーンごとに見ていくぞ

①日常シーン:テンポ重視+余白でゆるさを出す

日常パートでは、テンポよく進めることが大事だ
同じサイズのコマをリズミカルに並べたり、あえて“余白”を多めに残したりする

たしかに、ゆるいギャグシーンとかって、コマの中がスカスカだったりするのだ!

スカスカに見えて、実は“間”を作ってんだよ
しゃべって、反応して、オチ──みたいな流れをテンポよく見せるときに効く割り方だな

②バトルシーン:大ゴマ・斜めコマで迫力を出す

バトルシーンは、動きと迫力が命だ
大ゴマで見せ場を作って、斜めのコマ、細長いコマを組み合わせてスピード感を演出しろ

おぉ〜!たしかに、アクション漫画って斜めに傾いてるコマ多いのだ!

それが“勢い”になるんだよ
静止画なのに動いて見えるってのは、構図とコマ割りの力だ

③感情描写:変則的なコマで心の動きを表現

感情を深く描きたいシーンでは、ちょっと“崩した”コマ割りもアリだ。
コマの外にはみ出す構図や、あえてページ全体を1枚絵に近づけるとか。

うおー!泣き顔のアップがドーンって出てくるやつなのだ!

感情が爆発する場面では、コマのルールをちょっと壊して“印象”を残すのもテクニックのひとつだ

すごいのだ…!
場面に合わせてコマを変えるだけで、こんなに読みやすさが変わるのだな!

コマは“内容を引き立てる演出装置”だ
割り方ひとつで、読者の感じ方は全然違ってくるぞ

我輩、今すぐにでも試してみたいのだ〜!

焦るな
今からデジタルでコマ割りをやるんだからよ

6. CLIP STUDIOのコマ割り機能を使うと便利

松田くん!我輩、せっかくデジタルで描いてるのに、いつも定規でコマ割ってるのだ!
もっと効率よくできないのか!?

…それ、時間のムダだぞ
CLIP STUDIO(クリスタ)使ってるなら、コマ割りツールがちゃんと用意されてるじゃねぇか

なぬ!?…そ、そんな機能が…!?
我輩、全然使いこなせてなかったのだ!

なら今から教えてやるよ
これは“便利すぎるズル技”だからな

【STEP①】「コマ枠フォルダー」を使う

まず、「コマ枠フォルダー」を使え
レイヤーのところにあるアイコンから作成できるやつだ
これを使うと、コマの外側に自動でフチ線が付くし、範囲も個別に管理できるぞ

おぉっ!線が勝手に整ってるのだ!

しかも、トーンやセリフがコマ内に自動的に収まるっていうおまけ付きだ
後でレイアウト崩れねぇから、管理もラクだぞ

【STEP②】「コマの分割」ツールでパパッと割る

次に、「コマの分割」ツールを使え
“定規で線を引く”必要はねぇ
ドラッグするだけで、縦でも横でも自由に割れるぞ

ほぇぇ…!めちゃくちゃ早いのだ…!

で、気に入らなかったらすぐやり直せるから楽勝だ
直感で操作できるのが強みだな

【STEP③】「分割線の太さ・間隔」も自由に調整

さらに「コマの線の太さ・間隔・丸み」…そういう細かい設定も自由にいじれるぞ
作品の雰囲気に合わせてカスタマイズしとけ

なるほど…!
ギャグっぽくしたいなら丸みのあるコマ、シリアスならカッチリしたコマって感じなのだな!

そういうことだ
ツールを使いこなすってのは、作品の個性を作るってことでもあるぞ

うぉぉぉ!我輩はもともとアナログ派だが…
デジタルって…こんなに便利なのだな!!

道具に使われるんじゃなくて、使いこなせよ
お前なら…ちょっと頑張れば、ちゃんと漫画家になれるんじゃねぇか?

ふふっ、褒められたのだ~!
これはもう、漫画界の覇者を目指すしかないのだ!

調子乗んな
だがクリスタの機能は本当に便利だから、みんな実際にやってみろよ

CLIP STUDIO PAINT PRO

CLIP STUDIO PAINT EX

6. コマ割り初級編まとめ!!

じゃあこれまでのポイントを全部まとめてやるよ

すっごくわかりやすかったのだ~!
これでもうコマ割り迷子にならずに済みそうなのだ!

まぁ迷いながら描くうちに、自分の“型”ってやつが見えてくるもんだから、気が済むまでやってみろよ

うむ!我輩、自分だけのコマ割りを極めてみせるのだ!

さて、仕事も終わったし、さっさと帰るぞ

あ〜!松田くん、もうちょっと待って欲しいのだ!

最後に

今回松田くんに手伝ってもらったお礼なのだ!

…こ…これは…!

新発売のSwitch24なのだ〜!

おまっ…どうやってこれを…?

特殊ルートで手に入れたのだ〜!
兄上から頂いたものだが、我輩よりも松田くんの手元にある方がSwitch24も喜ぶのだ!

あ…りが…とな…

松田くんの手が震えてるのだ〜!
今回のコマ割り以外にも、松田くんが解説してくれてる記事があるから、そっちもみて欲しいのだ!

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