背景の描き方初級編【初心者必見!!】

沢月高校生徒会長の仁造なのだ!!
今回は「背景の描き方初級編」について解説していくぞ!
背景が苦手な人や初心者は必見なのだ!
そして!今回は生徒会書記の米良くんが一緒に解説してくれるぞ~!

米良くんについてはこちら!!

久々の解説だから緊張しちゃうね

米良くんならすぐ慣れるのだ!
我輩も米良くんが解説しやすいようにしっかりサポートするのだ!

ありがとう
背景描くの苦手な人のためにも、わかりやすく解説できるように頑張るよ

おー!たのもしいのだ!

ちなみに安倍くんは背景得意?

それはノーコメントなのだ!!!!!



背景の描き方初級編目次!!

  1. まずは小物から描いてみよう
  2. 写真や画像を模写してみよう
  3. パースを理解しよう
  4. 背景の描き方初級編まとめ!!

まずは小物から描いてみよう

背景描くときって何から手をつければ良いのだ?

最初は小さな物から描いてみるといいよ
机の上の小物とか、簡単なものから始めると、気軽に取り組めるからね

なるほど、小物なら気負わずに描き始められるのだ!

背景の練習として、小物を描くときのポイントは『面で捉える』ことだね
形がシンプルなものほど、面を意識すると描きやすくなるんだ

ほほう!詳しく教えて欲しいのだ!

わかった、詳しく解説するね

面で捉えるとわかりやすくなる

面で捉えるって、どういうことなのだ?

例えばティーカップを描くときに、いきなり描き始めるんじゃなくて、最初は単純な形に分解してみるんだよ

つまり、全体をざっくりとした面で見て、それをもとに描くのであるな!

そう、面で捉えることで光や影の当たり方も把握しやすくなるよ
物体がどういう形をしているのかが分かると、細部も自然と描けるようになるからね

おぉ~!単純化してみると描ける気がするのだ!

もし面で捉えるのが難しい人は、立方体を描くところから練習するといいよ
立方体をバランスよく描くことができるようになったら絵に活用してみよう

上達のコツは構造を理解すること

面で捉えるのはわかったが、ここからどうすればもっと上手くなれるのだ?

それには、物の構造を理解することが大事だよ
形だけでなく「中がどうなっているか」「どこが支えになっているのか」を考えるんだ

我輩もそれは大事だと思うのだ!
構造が理解できてないと、ニセモノっぽくなっちゃうからな!

構造を理解すると、違う角度から見たときも描けるようになるし、物体に説得力が出てくるよ
まずは身近な小物をじっくり観察して、どう作られているのか意識して描いてみよう

構造を理解しながら描くと、もっと上手く描けそうなのだ!

構造を理解するには「よく観察すること」だよ
普段から小物や建物がどういう構造になっているのかよく観察しよう

写真や画像を模写してみよう

米良くん!
我輩もっと背景上手くなりたいのだ!

それなら模写するのが手っ取り早いよ
写真や画像を見ながら描くことで、構図の取り方や光の当たり方が学べるんだよね

写真の模写か!
急に難易度アップなのだ!

最初から完璧を目指さなくても大丈夫だよ
模写はポイントを押さえれば、思っているほど難しくないんだ

今回はこの写真を模写してみようか

うっ…米良くんの「難しくない」の基準がわからんのだ…

位置を把握するには分割すること

写真を模写するときは、画像を分割すると位置関係を把握しやすくなるよ

おー!線のおかげで我輩たちの位置がわかりやすくなったのだ!

分割することで小物や人物の位置がハッキリするから、どこに何を描けばいいのかわかりやすくなるんだ

コレで印をつければ背景苦手な我輩でも描けそうな気がしてきたのだ!

慣れないうちは分割の線を増やすといいよ
いずれ分割しなくても描けるようになるから安心してね

全体を大まかに描いてから細部を描こう

分割して位置関係を把握した後は、全体を大まかに描いてみるといいよ

おー!赤線のおかげで位置関係がより明確になったのだ!

こうやって全体を見ながら大まかに描くことで「どこに何を描くべきか」が明確になって描きやすくなるんだ

なるほど!
細かい部分は後から描けばよいのだな!

最初から細かい部分を描くと、後からズレてることに気づいて修正が大変なんだ
まずは全体を大まかに描いてから細部を描こう

パースを理解しよう

ここからは苦手な人も多い「パース」について理解を深めていこう

「パース」とは!絵に遠近感を持たせる技法のことなのだ!
我輩も苦手だから、米良くん指導のもとがんばって描くぞ!

パースには3種類あって「一点透視図法」「二点透視図法」「三点透視図法」というものがあるんだ
簡単に言うと次のようなものだよ

  • 一点透視図法:消失点を1つ決めて描く透視図法
  • 二点透視図法:消失点を2つ決めて描く透視図法
  • 三点透視図法:消失点を3つ決めて描く透視図法

今回パースを理解するうえで、次の言葉も覚えておいてね

  • 消失点:全ての平行線が集約する点
  • アイレベル:目の高さのこと

今回は簡単な説明だけだから、詳しくは別記事で説明するね

一点透視図法の特徴

一点透視の特徴は次のようなものがあるよ

  • すべての奥行きの線が1つの消失点に収束する透視図法
  • 道路、廊下、部屋のような背景を描くときにとても便利

一点透視は廊下や部屋を描く時に使うことが多いのだ!

単純な構図だから、背景を描くならまずは一点透視から始めたいところだね
描き方の手順は次の通りだよ

一点透視図法の描き方手順
  • アイレベル(目の高さ)を決める
  • アイレベル上に消失点を1つ置く
  • 四角形を描き、角から消失点に向かって線を引く
  • 奥の辺を決める線を描いて細かいディテールを描き加える(窓やドアなど)

ふむ、立方体を正面から見ている感じなのだ!

手前にある四角が正方形や長方形になるのが特徴だね
次は二点透視図法について見ていくよ

二点透視図法の特徴

二点透視の特徴は次のようなものがあるよ

  • 消失点が2つある透視図法
  • 建物の角を基準に、両側の線がそれぞれの消失点に向かう
  • 街の角やビルを斜めから見た視点や、廊下、部屋のような背景を描くときにとても便利

二点透視は建物を斜めから見た時によく使ってる構図なのだ!

一点透視よりも難易度は上がるけど、面で捉えながら単純化すると描けるようになるよ
次の手順で描いてみて

二点透視図法の描き方手順
  • アイレベル(目の高さ)を決める
  • アイレベル上の左右に消失点を2つ置く
  • 消失点に向かって線を引き、ガイドに沿って建物の形(立方体)を作る
  • 細かいディテールを描き加える(窓やドア、屋根など)

お〜!立方体を並べると、街並みに見えてきたのだ!

意外と簡単でしょ?
この調子で三点透視図法も見ていこう

三点透視図法の特徴

三点透視の特徴は次のようなものがあるよ

  • 消失点が縦+横の計3つある透視図法
  • 横方向の2つの消失点に加え、上方向または下方向にもう1つ消失点を追加
  • ビルを見上げる(アオリ)・見下ろす(フカン)などのダイナミックな視点に最適!

三点透視はビルの高さを表現する時によく使ってる構図なのだ!
これが描けるとカッコ良いのだ!

ダイナミックな構図が描けるようになれば、漫画を描くモチベーションにもなるからマスターしたいところだね
描き方の手順は次の通りだよ

三点透視図法の描き方手順
  • 地平線を引いて左右2つの消失点を決める
  • 上または下に3つ目の消失点を配置
  • 全ての線を3つの消失点に向かって引く
  • ビルや街の構造物を単純化しながら立体的に組み立てる

お〜!アオリの構図で下からビルを見上げてるみたいなのだ〜!

ちなみに消失点は画像内におさめる必要はないから、描く背景によって調整してね

背景の描き方初級編まとめ!!

背景を描く時は次のことを意識してね

これで我輩も背景マスターなのだ! 米良くん解説ありがとなのだ!

こちらこそありがとう ところで安倍くん、こないだ貸した哲学の本読んだ?

まだ読んでる途中なのだ! 哲学面白すぎてハマっちゃいそうなのだ!

それはよかった 僕はね、漫画を描くなら哲学的な思考があると便利だと考えているんだ

ほう!なんだか面白そうだから詳しく教えてほしいのだ!

最後に

背景を描くなら「CLIP STUDIO」が便利だよね

そうなのだ!
我輩はアナログ派だが、最近はクリスタで背景を描く練習をしてるぞ!

素晴らしいね
実は僕もクリスタで絵を描いてるんだ

おぉ!!
米良くんは我輩の漫画手伝いすぎてプロレベルだものな!

元々絵を描くのが好きなんだよ
特に建物を描くのは最高に楽しいからね

我輩もそんなこと言ってみたいのだ…

じゃあもっとクリスタで描く練習しなきゃね

ふむ!我輩も負けてられんのだ!!

CLIP STUDIO PAINT PRO

CLIP STUDIO PAINT EX

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